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ギーゼキング以来の正統的、クリストフ・エッシェンバッハのモーツァルト ピアノソナタ11番、12番、キラキラ星変奏曲

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DE DGG SLPM138 949 エッシェンバッハ モーツァルト:ピアノソナタKV333,332,616,265《独チューリップ盤》DE DGG SLPM138 949 エッシェンバッハ モーツァルト:ピアノソナタKV333,332,616,265 エッシェンバッハのレコード・デビューは、ドイツ・グラモフォンがら発売されたモーツァルトのピアノ・ソナタ全集でした。「ギーゼキング以来の正統的なモーツァルト演奏」と絶賛され、ドイツ・ピアノ界の旗手として一躍スター演奏家の仲間入りを果たしました。
 優雅な幸福感に満ちた第12番、協奏曲風な性格の第13番、〈キラキラ星〉の主題による変奏曲のタイトルが浸透している、フランスの歌曲「ああ、お母さん聞いての主題による12の変奏曲」など。
 モーツァルトが就職活動のために母親と滞在していたパリで流行していた恋の歌ですが、替え歌「Twinkle, twinkle, little star」の童謡として世界的に広まり、現在では世界中で愛唱されています。親しみやすいメロディーですが、この変奏曲はかなり技巧的に難しく、真珠のネックレスのように音の粒が揃うようになるには熟練を要します。
 モーツァルトはこの就職の旅で、息子が就職のために貴族の屋敷を訪問している間、知人もいない土地で心細い思いで体調を崩した母と死別します。エッシェンバッハは、出世時に母親を、4年後には父親を失い、孤児として亡命キャンプに収容されたという過酷な過去の持ち主。6歳の時にエッシェンバッハ家に引き取られて、養母にピアノの手ほどきを受けたのが音楽との出会い。10歳の時に指揮者のオイゲン・ヨッフムに認められたことで天運が開け、21歳で正式にデビュー後、ミュンヘン国際コンクール(1961年)、クララ・ハスキル・コンクール(1965年)と受賞歴を重ねて「ドイツ・ピアノ界を担う俊英」と称されるに至ります。
 そんな賞賛を受けてレコーディングされたこのモーツァルトは、派手さを排した真摯かつ率直なアプローチと、凛々しくも爽やかな表情とを絶賛され、現在でも、理想的なモーツァルト演奏のひとつに挙げられることも少なくありません。本盤はドイツ純正のピアニズムを継承する逸材と評され、その期待を一身に担っていたエッシェンバッハの新進時代、27歳から30歳にかけてのレコーディングで、現在では指揮者としての活動に重心を移してしまった彼の、ピアニストとしての代表作として世評高い名盤です。
 ケッヒェル330番台の4曲のピアノ・ソナタK.330,K.331(有名な「トルコ行進曲つき」),K.332,K.333はいずれも絶品。なかでも、曲想が華やかで全部の楽章の出来が揃っているという点ではK.333に優る曲はない。とくに第3楽章は主題がとてもチャーミングで、曲のスケールも大きい。
 モーツァルトのピアノ・ソナタを弾いてLP初期に名演を残したのがドイツのワルター・ギーゼキングだ。ギーゼキングの演奏には、モーツァルトのソナタを弾く上で「センス」というものがどれほど大切であるかがよく分かる。後のベートーヴェン、ショパン、シューマンなどに比べれば技巧的には遥かに易しいはずなのだが、「技術」だけではどうにもならない「センス」と「バランス感覚」がモーツァルト演奏には絶対必要だ。モーツァルト特有の生き生きとした躍動感は「技術」上のリズム感からは生まれない。不思議とも言えるほど速過ぎず、遅過ぎず、〝ちょうどよい〟テンポで弾くこともきわめて重要だということをギーゼキングが残した演奏は教えてくれる。ただ録音が古いので残念なもの。
 オーケストラ曲はカラヤンが申し分なくレコード録音していた1960年代後半から70年代。そこに登場してきたのが、モーツァルト演奏のそうした急所を確実におさえていたエッシェンバッハ。演奏水準だけ確保してさらりと流しているだけかと思いきや、しかし「ある」部分での洞察の深さを聴かせる。バーやクラブの聴き流されているだけのピアノが、突然気になるものになる瞬間がある、あれだ。
 ピアノ学習教材に選定されていたこともあってピアノ学習者がいる、一家に一枚置いてあるレコード。然し乍ら、観賞用としても逸品。作品それぞれに対して初々しいほどに素直であろうとしているかのようなこれらの演奏は、指揮者として時に個性的な演奏で聴き手を驚かせることも多い現在のエッシェンバッハとの比較という点でも興味深いところです。

録音:1969年12月ベルリン(ピアノ・ソナタ第12番ヘ長調K.332(300k)、ピアノ・ソナタ第13番変ロ長調K.333(315c))、1964年7月ハノーファー(アンダンテヘ長調K.616、〈キラキラ星〉の主題による変奏曲ハ長調K.265)。

通販レコード詳細・コンディション、価格

プロダクト

レコード番号
SLPM138 949
作曲家
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
演奏者
クリストフ・エッシェンバッハ
録音種別
STEREO
TULIP MADE IN GERMANY, STEREO 1枚組(130g), Release 10/68。

販売レコードのカバー、レーベル写真

DE DGG SLPM138 949 エッシェンバッハ モーツァルト…
DE DGG SLPM138 949 エッシェンバッハ モーツァルト…

コンディション

ジャケット状態
EX
レコード状態
M-
製盤国
DE(ドイツ)盤

《チューリップレーベル》外周が白と青のチューリップ(百合)で囲まれたもの。「MADE IN GERMANY」となっています。

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詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。
 
オーダーは 品番 / 34-25354
販売価格 2,750円(税込)


【ヴィンテージ鑑定のポイント】
 ドイツ・グラモフォンは、1898年12月にドイツ・ハノーファーで創設された、世界でもっとも長い歴史を持つクラシック音楽のレコードレーベルである。「イエロー・レーベル」と呼ばれている。
 1897年に蓄音機「グラモフォン」の製造・販売を行っていたベルリーナ・グラモフォン社のヨーロッパ進出のため、ロンドンに「英グラモフォン」を設立する。創設者は、円盤レコードの発明者でもあるエミール・ベルリナーである。1898年ドイツのハノーファーに工場を設立する。これがクラシック音楽のレーベル「ドイツ・グラモフォン」の始まりである。第一次世界大戦の勃発によって、英グラモフォンのドイツ支社であった「ドイツ・グラモフォン」がドイツ資本の会社となったため新レーベル「エレクトローラ」を設立する。
 現在はフランスのヴィヴェンディの傘下にあり、ドイツ・グラモフォン(DGG)のほか、英デッカ(「ロンドン」)、オワゾリール、アルヒーフ(バロック音楽を中心とする古楽の専門レーベル)などを擁する。
 英EMIや、英DECCA のカタログ番号、ラベル・デザインの明快なルールがなく2タイプに限られます。

ドイツ・チューリップ)は、黄色地に黒文字。リムが白と青のチューリップ(百合)で囲まれたもの。チューリップラベルでも時代によって、2つに分けられます。初期の盤では、チューリップの内側の著作権に関する注意が時計で1時の位置から右回りに” ALLE … “の文章で始まるものです。この Tulip ラベルは番号順イコール年代順とはかぎらないため番号で区切りをつけるのは非常に困難です。

詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。プライバシーに配慮し、会員登録なしで商品をご購入いただけます。梱包には無地のダンボールを使用し、伝票に記載される内容はお客様でご指定可能です。郵便局留めや運送会社営業所留めの発送にも対応しております。

初期盤・クラシックレコード専門店「RECORD SOUND」

入手のメインルートは、英国とフランスのコレクターからですが、その膨大な在庫から厳選した1枚1枚を大切に扱い、専任のスタッフがオペラなどセット物含む登録商品全てを、英国 KEITH MONKS 社製マシンで洗浄し、当時の放送局グレードの機材で入念且つ客観的にグレーディングを行っております。明確な情報の中から「お客様には安心してお買い物して頂ける中古レコードショップ」をモットーに運営しております。


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