協奏曲 通販レコード

千変万化*バックハウス、シュミット=イッセルシュテット指揮ウィーン・フィル ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番、月光

通販レコードのご案内ベートーヴェンを弾く上でピアニストにとって意識せざるを得ない録音。ベートーヴェンを聴く者にとっても最初に選ぶべきレコード。

GB DEC SPA402 バックハウス&イッセルシュテット ベートーヴェン・ピアノ協奏曲3番/ピアノソナタ「月光」《英ブルー銀文字盤》GB DECCA SPA402 バックハウス&イッセルシュテット ベートーヴェン・ピアノ協奏曲3番/ピアノソナタ「月光」 バックハウス晩年のステレオ録音による比類なく美しい名演です。嘗て鍵盤の獅子王と異名を取る日本でとりわけ人気の高いバックハウス。老齢に達して彼は、ただただ音符と戯れている。ベート-ヴェン的レガート奏法が散りばめられた第3番はベーゼンドルファーの雅で深い響きが徹底的に追求され、バックハウスの凄さに改めて驚嘆する。1958年ステレオ録音。バックハウスの洗練されたテクニックと、戦前の面影を留めたウィーン・フィルの響きがメルヘン的な音楽空間を描き出した名盤。
 ドイツ・グラモフォンのスタジオにあったフルトヴェングラーの録音テープを持ち出すことだけでなくて、本盤も第二次大戦の混乱期に乗じて格安で敗戦国隣国オーストリアの財宝ウィーン・フィルを制圧したのも英 DECCA 社の戦勝品とも云える。道義上はどうでも、本盤を聴く度に、連合軍の勝利を素直に喜びたい。そして、英 DECCA 社はウィーン・フィル単体のセッションだけでなく、独奏者を仕立ててウィーン・フィルをバックにした数多くの協奏曲も制作した。鍵盤の獅子王と異名をとる日本でとりわけ人気の高いピアニスト、バックハウスによるベートーベンも高名なマエストロ用意してセッション組んだ本盤はそういう一枚。
 このバックハウスを土台からしっかり支えているのが、壮年期で充実しかけたイッセルシュテット。テンポも速く、劇的な演出はどこにもないが、曲が進むに連れて熱気を帯びてくる。イッセルシュテットの解釈であろうが、ウィーン・フィルの奏者達のバックハウスへの献身こそが活気を呼び起こしているのかも。
 オーケストラは、アコースティックな響きを伴って迫ってくる。音圧が高く、音に密度と力がある。高域の空間と伸びは適度。低域は空間が広く、密度のある音。チェロをはじめとする弦楽器も温かい音色で、高低の分離も良い。お互いに晩年に差し掛かり枯れた境地が伝わって参ります。
 バックハウス晩年のステレオ録音による比類なく美しい名演です。この巨匠にとって最後のベートーヴェン協奏曲全集になるであろうことを指揮者もオーケストラも噛みしめて、最高のサポートをしています。高名な老巨匠であるから、数えきれない回数演奏を重ねてきたはずですが5曲の協奏曲の個性が活き活きとしている。もちろん「皇帝」が、その名の通りの出来で、山ほどあるレコードの中でも最高峰のうちの一つ。
 シュミット=イッセルシュテット指揮ウィーン・フィルが作曲家の青春時代に相応しい希望に満ちたサポートを繰り広げています。イギリス・プレス盤、ステレオ録音。

1958年ウィーン、ゾフィエンザール(ピアノ協奏曲3番)/ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール(月光)、ステレオ・セッション録音。オリジナルは SXL2190。

通販レコード詳細・コンディション、価格

DECCA SPA 402 – BEETHOVEN – Piano Concerto No 3 – BACKHAUS

プロダクト

レコード番号
SPA402
作曲家
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
演奏者
ヴィルヘルム・バックハウス
オーケストラ
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮者
ハンス・シュミット=イッセルシュテット
録音種別
STEREO
BLUE WITH SILVER LETTERING STEREO 1枚組(130g), Stamper 9W/10W。

販売レコードのカバー、レーベル写真

GB DEC SPA402 バックハウス&イッセルシュテット ベート…
GB DEC SPA402 バックハウス&イッセルシュテット ベート…

コンディション

ジャケット状態
M-
レコード状態
M-
製盤国
GB(イギリス)盤

SPAシリーズ》英DECCA社の廉価版シリーズは、1960年前後に第1の廉価盤シリーズ「Ace of Clubs/Ace of Diamond」を発売します。その後、1970年代に入ると第2の廉価盤シリーズ「Eclipse」を発売します。そして、第3の廉価盤シリーズとして「The World of Great Classics」として「SPAシリーズ」を発売します。本盤は、その第3の「SPAシリーズ」なのですが、クラシック入門編といった趣で演奏者の全然違う録音を組み合わせた編集も多く、コレクション的には価値が低いものの、音質的にもSXLシリーズより僅かスッキリした感はありますが、DECCA社らしい高音質(Hi-Fi)となっています。同じソースでも、SXLオリジナルの1/5~1/10程度の費用で入手できるので、コストパフォーマンスの高い盤としてオススメできます。

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詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。
 
オーダーは 品番 / 34-23674
販売価格 3,300円(税込)


 鍵盤の獅子王バックハウスのベートーヴェンには、(みなぎる)ような精神性を感じる。ブラームスのレコードジャケットで見るところライヴではスタインウェイを使用もしているらしいが、レコーディングにはベーゼンドルファーにこだわった。その澄んだ音色とも相まって、ひどくシンプルなのです。でも、繰り返し聞いていると、何か、そのピアノが、まるで、融通無碍(ゆうずうむげ)の境地で、自由に、ベートーベンの音符と戯れているように、静かな所は静かに、激しいところは激しく、聴こえて来るところが、彼の魅力と言えるでしょうか。

これは鑑賞者にも学習者にも、永遠にベートーヴェンのピアノソナタのコンパス。

 で、彼のことばの中にこんなのがある。

私は、コンサートの準備に際して、楽譜の研究とともに、何よりも音階練習に集中する。それに加えて、アルペジオの練習、さらにバッハの平均律。これが私のテクニックの基礎である。
私のテクニックに興味をいだく人たちに、『私が頼りにするのは音階練習だ。音階プラス努力だ』と言うと、たいていの人は驚くようだ。
・・・・・しかし、私は、まじめに努力する音楽学生に手の届かないような、そんな不思議な秘訣など、何も持ってはいない。
・・・・・もう一度言うが、私のテクニックの基礎は、ただただ音階につきるということを特に強調しておきたい。日ごとの絶えざる音階練習こそ大切なのだ。
 一見、地味で素っ気無い無愛想とさえいえる辛口の表現だがバランスのよさは、聴きこむと学究的と評されるバックハウスらしい構成力と曲への愛情が感じられる。

 実際のバックハウスの演奏は極めて果敢に「主観的」であって、テンポの即興的コントロールによって音楽の迫真性を獲得している事が彼の芸術の真髄であると、この録音を聞く事によって理解されましょう。今世紀のベートーヴェン演奏の規範と評価されるアルバム。それは決して彼の演奏が「教科書的」であると言うのではありません。
 バックハウスのピアノ演奏は、言い尽くされている通り、特徴が無いのが特徴といえるでしょうか。要は、テクニックをひけらかすわけでもなく、その澄んだ音色ともあいまって、ひどくシンプルなのです。若い時の思い上がりを思い直して、一生懸命強制に励んだ大演奏家もいましたが、バックハウスは人気絶頂の影で、練習をする時間が保てなかったのでしょう。とあるパーティーで気乗りしてなさそうな若い青年にご婦人が話しかけた。『バックハウスさん、暇な時に何をしているのか?』と質問されて、『ピアノを弾いています』と答えたのは有名な話。まさにピアノ一筋の人で鍵盤の獅子王にふさわしいエピソードです。練習がしたくても、スコアを研究する時間が捻出できなかったのでしょう。只々スケールで指慣らしをすることが日課だったと伝わっています。

協奏曲ディスク史上に輝く、人類の持つ至宝

 録音は、1956年以来1980年代にいたるまで、デッカのウィーンにおけるステレオ・セッションのホームグラウンドとなったゾフィエンザール。19世紀前半に浴場として建てられ、その後舞踏会場として使われていた建物で、ヨハン・シュトラウスも頻繁に舞台に立ちました。このホールは、細部の音まで明晰に収録・再現しようとするデッカのレコーディング・ポリシーに最適で、伝説的なショルティの《ニーベルングの指環》をはじめとする、デッカ・サウンドの代名詞となった名録音が次々と生み出されました。このホールの木質の温かみのある響き、適度な残響は、細部の一音に至るまで明晰に収録しようとする同社の録音ポリシーには理想的な会場で、そこでの録音は、オーケストレーションの綾や空間性を生々しく再現する骨太なデッカ・サウンドの代名詞ともなりました。独奏ピアノを不自然なほどにクローズアップせずとも細部のニュアンスとソロ楽器としてのプレゼンスを保つことができ、しかもオーケストラのマスとしての余裕のある響きも確保されています。
 1958年〜1959年の間に録音された全集ですが、その音質は全く古さを感じさせず、各曲共に統一された音質で時間の隔たりを感じさせません。音色は気品に満ち、タッチの一粒、一粒が、その音色の一つ一つの変化が分かるまでに明瞭(めいりょう)です。
 このベートーヴェンもその1枚で、バックハウスの渋みを持った美しいソロ・ピアノ(ベーゼンドルファー)を中心に、その背景に、シルキーでしかも厚みのある弦楽パート、香ばしい輝きを放つ金管、ウィンナ・オーボエやクラリネットなど個性的な響きを披露する木管などをくっきりと立体的に再現し、録音後、ほぼ半世紀を経た現在も、その鮮明なサウンドの魅力は色あせていません。
 この曲をフィジカルに熟知しているウィーン・フィルとバックハウスのあいだには一部の隙もなく、80歳を超えた大家が、シュミット=イッセルシュテット/ウィーン・フィルによる極上のバックを得て、堅固に構築された様式感をもって堂々たるピアノをきかせている。出来上がった演奏は豊かな風格を持ち、細部に至るまですべての要素がよく手の内に入っている。押し出しよく、伝統的な要素にも配慮が行き届き、間然とするところがない。まさに当協奏曲の大作の『金看板(盤)』と称してもおかしくないような存在感で、発売以来一度たりともカタログから消えたことのない、まさにエヴァーグリン的な名盤と称せましょう。

詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。プライバシーに配慮し、会員登録なしで商品をご購入いただけます。梱包には無地のダンボールを使用し、伝票に記載される内容はお客様でご指定可能です。郵便局留めや運送会社営業所留めの発送にも対応しております。

初期盤・クラシックレコード専門店「RECORD SOUND」

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