バロック 協奏曲 通販レコード

聴きなれない神秘的な響き*何も引かない、これしかない心意気 アーヨ、イ・ムジチ合奏団 ヴィヴァルディ・ラ・チェトラ

通販レコードのご案内ヴィヴァルディの作品はどれをとっても明るく華麗で躍動的、「期待」を裏切らない均質さがある。

FR PHILIPS 835 289/91AY フェリックス・アーヨ ヴィヴァルディ・ラ・チェトラ《HI-FI STEREO、レッド・ラベル盤》FR PHILIPS 835 289/91AY フェリックス・アーヨ ヴィヴァルディ・ラ・チェトラ バロック音楽ブームの原動力は“イ・ムジチの四季”の大ヒットの影響が大きい。奏者それぞれの個人プレーを重視した。ポピュラーなアプローチが大衆ウケした。クロスオーバーの魁である。
『和声と創意』の後に位置するこの曲集も人口に膾炙する程の名旋律、名フレーズはないが円熟期の作品ならではの聴応えがある。まして黄金期イ・ムジチの演奏だ。録音は大ヒットした“イ・ムジチの四季”の4年後。アーヨのヴァイオリンは、さっぱりと、過不足ない。余計な思い入れは足さない、ヴィヴァルディの書いた魅力を何も引かない、これしかないという純音楽の心意気。
《ラ・チェトラ》は全12曲から成っています。LPで3枚6面。ヴァイオンはフェリックス・アーヨ。第2ヴァイオンはアンナ・マリア・コトーニ。チェロはエンツォ・アルトベッリ。オルガンはマリア・テレサ・ガラッテ。
 クラシカルなスタイルから離れ、ソリストをクローズアップしてアンサンブルよりメンバーの見せ場が誂えられていた。
 そのヴァイオリン、バック共に全く角のとれた、そしてひたすら歌い抜いたヴィヴァルディ。その録音もヴァイオリン、バック共に絹の手触りを思わせる柔らかい音で、どこにも刺激的なところは無く、それはそれは美しい音楽があるだけです。
 本盤は、独奏ヴァイオリンがフェリックス・アーヨであったころのイ・ムジチ合奏団の最初の録音で、伸びやかに歌うアーヨのヴァイオリンが魅力の一枚です。

1964年5月、ステレオ・セッション。

通販レコード詳細・コンディション、価格

Antonio Vivaldi – 12 Violin Concerti op.9 ‘La Cetra’ – Felix Ayo, Violin Solo, I Musici – Philips 835 289-291 AY

プロダクト

レコード番号
835 289/91AY
作曲家
アントニオ・ヴィヴァルディ
演奏者
フェリックス・アーヨ
オーケストラ
イ・ムジチ合奏団
録音種別
STEREO
RED WITH SILVER LETTERING, STEREO 3枚組(140g/140g/140g)。

販売レコードのカバー、レーベル写真

FR PHIL 835 289/91AY フェリックス・アーヨ ヴィ…
FR PHIL 835 289/91AY フェリックス・アーヨ ヴィ…

コンディション

ジャケット状態
EX
レコード状態
EX
製盤国
FR(フランス)盤

レッド・ラベル 銀文字》赤色の地に「PHILIPS」の社名ロゴが大きく印刷された、このラベルは1960年代の半ばから1980年代までの長きにわたって使用されてきました。ご存知のように、この頃の同レーベルには名演・名録音盤にあふれています。「HIFI-STEREO」と印刷されたマルーン・ラベルの再生音と比べて、ホールトーンを積極的に捕らえた録音は、ホールの平土間の少々後方の席で聞いたサウンドイメージですが、実際にホールで聞くよりも各楽器のディテールが手に取るようにわかり、しかも決して混濁することがありません。それは演奏の録音後に、ホールトーンを録音してブレンドして創りだされた独自製法が施されていて、ここに、アナログ録音の完成されたひとつの姿として雰囲気豊かな再生音になっている理由を見出すことができそうです。なお、初期のものはロゴが銀色で、後期のものは白で印刷されています。

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初期盤・クラシックレコード専門店「RECORD SOUND」
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伸びやかに歌うアーヨのヴァイオリンが魅力

 ヴィヴァルディは、その生涯に650曲にもなる作品を作曲していますが、そのうち7割はいろんな独奏楽器のための協奏曲です。オーボエやマンドリンのための協奏曲といった珍しいものもありますが、ほとんどは弦楽器のための協奏曲だったようです。その理由はといえば、彼はヴェネツィアで少女たちの音楽教育に携わり、優秀な生徒を数多く育てたらしいのです。その時に彼女たちのオーケストラのために多数の協奏曲を作曲したというわけです。後に宮廷の「楽長」にあたるフルタイムの「合奏長」ではなく、パートタイムの「協奏曲長」として多くの器楽曲また時には宗教曲までピエタに提供し、リハーサルする義務を負った。一方、オペラ作曲家としての名声もしだいにゆるぎないものになり、ヴァイオリンの無類のヴィルトゥオーソとしての演奏旅行のほかに、オペラ上演のためにヨーロッパ各地を回った。ヴィヴァルディ自身は94のオペラを作ったと書簡に記しているうちの52の現存するオペラ、オラトリオ(現在自筆譜が残っているのは勝利のユディータのみ)、宗教音楽(モテットなど)、カンタータ、など多岐に渡る。ヴァイオリンのための協奏曲は、おびただしく残っているもののチェンバロのための協奏曲は編曲譜が1曲しか残っていない。
 よく知られる“四季”の春のメロディーはオペラのアリアだったことでも分かる通り、大多数の協奏曲にヴィヴァルディの魅力が散りばめられている。その中の最高傑作は作品3の『調和の霊感』かも知れません。全12曲の楽器編成の多様さや旋律の美しさで珠玉の名曲揃いといえます。また、作品8の『和声と創意への試み』(全12曲)の第1番~第4番は協奏曲集『四季』として特に有名です。他にも作品4の『ラ・ストラヴァガンツァ』(全12曲)、そして作品9の『ラ・チェトラ』(全12曲)もあります。これらは全て第1番~第12番までの12曲構成で、しかもほとんどの曲が急―緩―急の室内ソナタの3楽章から作られています。これだけの曲を聴いてみても一曲ごとに趣向を変えるなど、ヴィヴァルディの作品創作への意欲が見えるようです。
 ヴィヴァルディの協奏曲及びソナタのうちのいくつかは存命中に「作品12」まで出版されている。しかし、1730年頃を境に、いろいろ制約の多い出版譜ではなく、筆写譜での流布を好むようになった。そのため、円熟期の作品には作品番号が付されていないものが圧倒的に多い。なお、作品13はシェドヴィルがヴィヴァルディの名前を騙って出版した曲集にパリの出版社が勝手に振った作品番号である。1740年のチェロ・ソナタ集「作品14」はヴィヴァルディの真作であるが、パリでおそらくヴィヴァルディの関知しない間に出版されたと思われ作品番号も作品13に、そのまま続けて作品14としている。LPレコード時代には、ネヴィル・マリナー演奏の作品13、アンマー・ビルスマ演奏の作品14は評判を得ている。組物としてのバラエティの享受は薄れるが、後の時代のショパンの練習曲集やショスタコーヴィチの前奏曲とフーガ集の趣に近い。
 1727年に出版された協奏曲集「ラ・チェトラ」はヴィヴァルディの円熟の作品です。この作品の前の「四季」を含む12曲の協奏曲の大成功をもとに、ひき続き作曲された、独奏ヴァイオリンのための協奏曲です。第9番だけは独奏ヴァイオリンが2つになっていて、通奏低音にはチェロとオルガンが指定されています。この作品9はところどころにハッとするような佳曲もありますが、全体的には特に派手な技巧や新しい工夫が見られるわけではありませんが、ヴァイオリンの特性がよく生かされた魅力的な響きに溢れています。
 また全12曲の各曲の調性のバランスがよく、魅力的なメロディも豊富です。そして最も特徴的なことは、第6番と12番に変則的な調弦が施されていることです。これは「スコルダトゥーラ」という調弦法で、困難なパッセージを弾きやすくしたり、音色に変化を与えるために用いられるのです。この調弦法により、今まで聴きなれた調弦からは出ないような雰囲気がかもし出され、ヴィヴァルディの全作品の中で最もロマンティックな作品になっています。親しみやすい「調和の幻想」や「和声と創意への試み」の曲集より、ヴァイオリンの神秘的な響きにたちまち心を奪われてしまいます。ヴィヴァルディのもっとも制作意欲にあふれた頃の最高傑作だと、彼の天才を再発見するでしょう。

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