交響曲 通販レコード

音楽の叡智が地味な表現の中に溢れている◉異形の巨人クナッパーツブッシュ指揮ウィーン・フィル ブルックナー 交響曲5番

通販レコードのご案内巨匠クナッパーツブッシュと名門ウィーン・フィルとブルックナーとの深い絆を示す天下の名盤。

JP LONDON SLC1430-1S クナッペルツブッシュ/ウィーンフィル ブルックナー 交響曲第5番《英国デッカ輸入メタル 1E/1E/1E 原盤使用盤》JP LONDON SLC1430-1S クナッパーツブッシュ ウィーン・フィル ブルックナー 交響曲5番 BRUCKNER SYMPHONY No.5 第5交響曲はアントン・ブルックナーの作品中でも屈指の名作であり、カトリック教徒としての信仰を律儀に表現した壮大な交響曲である。まず全体が見事な構成を示していることが特長される。第1、第4楽章は変ロ長調、第2、第3楽章はニ短調という点で共通しており、また内容においても第1楽章の導入部は第4楽章の導入部に相応し、第2楽章の慰安と悲しみを含む主題は第3楽章と相似性を持つ。第2楽章の2つのリズムの同時性からくる緊迫感は、第3楽章の3拍子の舞踊に一種の抵抗を与えている。このように曲全体が一種のシンメトリーを持つが、結局は第4楽章のフーガを持つソナタ形式において信条告白へと高められる。
 この曲にはブルックナー交響曲の特徴がよく現れている点でも注目すべき作品である。生成的発展の原理、三主題性、終楽章における前楽章への廻帰など、全てこの曲には備わっている。
 ブルックナー自身この曲を「対位法的名作」と名づけ、また別の部分では「幻想的交響曲」と呼んだ。人はこの曲を「中世的」と呼んだ。対位法的な多層性がその性格を示すのであろう。また「カトリック的」ともいう。敬虔な様式がバロックのカトリック教建築に見られるように華麗な偉大さを示すが故であろう。また、「信条告白」の交響曲ともいう。その多くの「コラール」がそれを物語る。あるいはまた「悲劇的」とも名付けられる。この曲が生まれた時代作曲者はウィーンで多くの失望を味わい、誤解に悩んだ。そのような苦悩の感情がこの曲に直接に表現されているわけではないが、ブルックナー特有の悲しみが積極的で不動の信仰のかげにオーストリア的な優しみを持って潜んでいることは否定出来ない。ただ「悲劇的」という形容はあまり適当ではない。
 ベートーヴェンの“運命”交響曲を重ねあわせて聴くことのできる、ブルックナーの交響曲第5番を、ベートーヴェンを最も得意としたフルトヴェングラーに対して、ワーグナーの大家であったクナッパーツブッシュが晩年になって会得した演奏スタイルである悠揚迫らぬ巨大なスケールそのものを再現した本盤。ワーグナーの無限旋律を巧みにさばく巨匠の手にかかると、長大な楽章のブルックナーの大曲が、とても短く感じます。英デッカに残した貴重な記録。ウィーン・フィルの豊潤な響きが魅力。お薦めできる一枚です。
 一人でも多くの方に聴いていただきたい名盤です。パワフルで録音も素晴らしく、オーディオ的観点からも胸のすく音の洪水。重厚感がたまらなく良いし、この頃の豪華絢爛なウィーン・フィルを堪能しました。半世紀以上前の録音も実に鮮明だ。ステレオ録音。レコ芸推薦盤。

通販レコード詳細・コンディション、価格

 本場英国デッカにはSXL2000番台のステレオ盤は未発売(LXT 5255-6)、英国でのステレオ盤発売は、Decca Eclipse(ECS 530)の際で、初期盤でステレオ盤は日本発売の本盤と米国ブルーバック(CSA 2205)のみです。英盤のステレオ盤はLPレコード一枚に収録。本盤は1枚半収録。(第1面)第1楽章、(第2面)第2楽章、第3楽章、(第3面)第4楽章。

プロダクト

レコード番号
SLC1430-1S
作曲家
アントン・ブルックナー
オーケストラ
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮者
ハンス・クナッパーツブッシュ
録音種別
STEREO
キングレコード社製LONDON溝有最初期FFSS, STEREO 2枚組170g重量盤(壱枚半収録), 英国デッカ輸入メタル 1E/1E/1E 原盤使用盤 最初期スタンパー。

販売レコードの裏表紙、レーベル写真

JP LONDON SLC1430-1S クナッペルツブッシュ/ウィ…
JP LONDON SLC1430-1S クナッペルツブッシュ/ウィ…

コンディション

ジャケット状態
M-
レコード状態
M-
製盤国
JP(日本)盤

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オーダーは 品番 / 34-25428
販売価格 8,800円(税込)

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 ブルックナーの交響曲は、友人の手によってその時代の嗜好に合うよう手を加えてから出版されることが多かった。第5交響曲もその例である。この曲は1875〜1876年に作曲された。第4交響曲「ロマンティック」の後、すぐに作られたわけである。しかし更にブルックナーは手を加え、真に完成されたのは1879年であった。初演は1894年4月8日、グラーツにおいてフランツ・シャルク指揮のもとに行われた。作曲者自身は原作に加えられた改訂に賛同することが出来ず、それに対する密かな抗議としてこの初演には出席しなかった。彼自身は生前この曲の演奏を聞かなかった。この初演の2年後、ブルックナーは世を去り、さらに2年あとでフェルディナンド・レーヴェ指揮で初めてウィーンにおいて紹介された、同年アルトゥール・ニキシュによってベルリン初演が行われ、次第に一般化するようになった。
 今日ではむしろブルックナーの原作のほうが原典版として演奏されることが多いが、このレコードではハース編の「原典版」によらず、フランツ・シャルク改訂版を使い、むしろレーヴェ編の初版本に近い。第4楽章はかなり手が加えられ、また100小節以上の削除がある。細部にも管弦楽法上の変更が散見する。クナッパーツブッシュは原則的に原典版で演奏しない主義だそうである。これが他の指揮者ではなかなか見られない、自分の信じる流儀を貫くクナッパーツブッシュ流の美学だ。実際弦楽セクションのプルトが小さかったのかは知らないが、そのぶん木管楽器が強く、金管楽器がむき出しとなる。ブルックナーはオルガンの人だったことを忘却していた。いまのスコア重視主義、原典回帰の傾向のなかでは許されざる仕儀でしょうが、特にこの「第5」と「第9」はブルックナーを初めて聴くものにも、とことん楽しませてくれる。そこも“職人気質”だった大家の腕かも知れません。聴き終わってスカッとする充足感が味わえる1枚です。
 クナッパーツブッシュはフルトヴェングラーと並んで20世紀の前半に活躍した最高の指揮者であった。この2人を天才と呼ばなければ、他に天才の名に値する芸術家は居ないであろう。フルトヴェングラーがベートーヴェンを最も得意としたのに対して、クナッパーツブッシュはワーグナーの大家であった。フルトヴェングラーの演奏がどれほど情熱的であり、精神の高揚したものであるといっても、彼はあくまでソナタ形式を土台としていた。汐の干満のように寄せては返すテンポとダイナミックなうねりは、ソナタ形式を基礎とした音楽の息づきと一体化していたのである。
 しかるにクナッパーツブッシュの場合は完全なる沈潜であり、陶酔である。若いころは知らないが、少なくとも晩年の演奏ではテンポが遅く、しかもびくともしない安定感があった。もちろん芸術家であるからには全体としての見通し、造型といったものにゆるぎのある筈はなかったが、それはあくまでソナタ形式的なものではなく、もっと本能的な把握だったのである。
 クナッパーツブッシュは部分部分に沈潜し、陶酔し、それらをひた押しに積み重ねていった。ここにこそ彼のワーグナーの比類の無い素晴らしさが生まれたのだし、並外れたスケールの大きさがこれを助長したのである。またフルトヴェングラーの純粋な芸術家気質に対して、クナッパーツブッシュのマイスタージンガー的な職人気質が、ワーグナーの音楽により適格であることも十分考えられよう。

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